春の遠征は北国に限る

2025年3月に観たもの・読んだもの
arimayoco 2025.05.31
サポートメンバー限定

年度末でほとんど記憶がない、3月のエンタメ記録をせっせと綴ります。

▼1月・2月の記事はこちらからどうぞ。

全然映画を観にいけてなくて、かといってそんなに本マンガを濫読していた記憶もなくて、カレンダーとカメラロールを振り返ったら、前半は仕事の打ち上げ×2と確定申告、後半はコンサート遠征×2(Travis JapanとSIXTONES)をしていました。時間がないはずだよ~。仙台と北海道のおいしいもの&温泉情報とともにお届けします。

テニプリ好きに観てほしい劇場アニメ『ベルばら』2025

そんな右往左往な月に唯一劇場で観ることができた映画は……アカデミー賞映画とかはすっ飛ばして『劇場アニメ ベルサイユのばら』です!!!

「あの尺を一本の映画でどうやって……!?」という100人中100人が持つ疑問に、キャラソンミュージカルという解法があったとは! 敢えてこの言葉を使いますが、『リョーマ!』などにも通じるトンチキさがあり、しかし?しかも!? 音楽は澤野弘之さんで、主演・オスカル沢城みゆき、マリー平野綾・アンドレ豊永利行・フェルゼン加藤和樹!!! ガチンコヴォーカリスト揃いとも言えるキャスティングが決まったとき、沢城さんが「あ、これは私が頑張るだけなんだ」と思った、というエピソードが大好き。

原作が偉大すぎる&出﨑版シリーズアニメの印象が強固すぎるがゆえに観客が抱いてしまうさまざまな不安を、開始早々から明確なトンマナの打ち出しで払拭していく姿勢に、ビッグタイトルへの尊重と勇気の両方を感じて、とてもよかったです。特に印象に残ったのは平野綾さんマリー!!! このキャストスタッフでシリーズアニメ49話観たい(とんでもないわがまま)。Netflixで配信も始まってますので、見逃した方は今からでもぜひ。

マンガアプリ粛々と追いかけデッキ

マンガについてはいつものごとく、連載で追っているものメインに。毎月雑多に紹介していますが、私の基本デッキは紙の定期購読でKiss・FEEL YOUNG・Cocohana、デジタルでBELOVE・モーニング・アフタヌーン・ヤンマガ(っていうかコミックDAYS)、あとはサイコミとチャンピオンクロスとジャンプ+、くらいかな。

読みたいな読まなきゃな、と思っていたところ無料施策があったので無料分まで、そこからチケットの限り追いつきました『絢爛たるグランドセーヌ』。大人のバレエマンガだったらもう少しドロつきそう、というところを登場人物が女子中学生であること、主人公の奏の衒いないキャラクターによってさっぱりと進んでいくのが心地よい。20歳30歳と大人になっていく奏(と仲間たち)が見たい。

板垣巴留先生の描く女の子とどうぶつはなんでこんなにカッコよく愛嬌があってエッチなんだ……。一見ポップなルックなのに、読みながら理性と倫理と信頼の根っこはなにか?とつい考えてしまう。

河内遥先生の描く男の子はなんでこんなにかわいく愛嬌があってエッチなんだ……。ドラマ版の阿川くんがAぇ!の正門くんと聞いて頭を抱えました。

これは褒め言葉なんですけど、いま一番許せないマンガ。理由は読めばわかります。不倫のヤダみのすべてが詰まってる。

春は仙台、せり鍋と箱推し不可避のビッグ・ショー

遠征記録いきます!

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2253文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
冬の尾道ぶらぶら記
誰でも
言語化は人のためならず
サポートメンバー限定
悪びれなくてごめんなさいね? ミュージカル「SIX」ほか
誰でも
友達の好きな映画3本から、萌え要素を抽出する
サポートメンバー限定
早くも2025ベスト『小説』、GQuuuuuuXの感想が悩ましい
サポートメンバー限定
#芥川直木全読予想 第172回(24年下半期)レビュー:直木賞編
サポートメンバー限定
#芥川直木全読予想 第172回(24年下半期)レビュー:芥川賞編
誰でも
批評とは、スタンスをとること