悪びれなくてごめんなさいね? ミュージカル「SIX」ほか
2025年の1/3がもう終わりそうで「うそやん?」となっています、arimayoco です。
2月のベストをまとめていきたいと思います。25年2月はね、なんといっても給料日ラジオのリアルイベントが大仕事でした! 感想は別記事にもまとめております。
イベントの度に積読が増える本&マンガ
芳林堂書店外商部さんにイベント販売もしてもらったので、私も皆さんからのおすすめ本をたくさん買って帰りました。

なんとなく黄色いっぽい本が多い……ことに2024年の装丁の流行を感じる……!
マンガのおすすめも電子書籍で買ったよ。一部をこっそり紹介します。(全作リストは現地参加/オンライン参加問わずイベント来てくれた人に配ってるよ! 来年ぜひ遊びにきてね)
イベントももう3回目なんだけど、年々皆さんからのおすすめにメジャー作品だけじゃなく、個人発行のマンガや同人誌・Podcastが増えているような実感があり。こういった経年の変化もおもしろいなと感じています。
待望のミュージカル「SIX」日本キャスト版

現場系エンタメでたのしみにしていたのはなんといってもこちら、オールフィメールミュージカル「SIX」の日本キャスト版! ヘンリー8世の6人の妻がそれぞれの思いを歌い上げるロックミュージカル。
当初は「悪妻を6人集めてSIXを観に行きたい……」という謎企画も考えていたのですが、ど~してもソニン・田村芽実・和希そらが揃い踏みする回が観たくて、つまりは倍率が高すぎて……。どうにかチケットを入手できた3人の悪妻で観にいきました。
*ちなみに、ここでいう「悪妻」はテューダー朝の定義なので、夜に女だけで六本木に繰り出すような人間は全員悪妻、という冗談のつもりが、何人かの友達に「悪妻じゃないけどいい?」と聞き返されて、おもしろかったです(実際は良妻ばかりです)。
基本的なお話の流れは昨年はまりにはまったマンガ『セシルの女王』で履修済み。そして『セシルの女王』でテューダー朝を履修すると、そりゃあ自然とアン・ブーリン推しになってしまうんですよ。
田村芽実ちゃんのアンはコミカルよりのコケティッシュ、小悪魔といっても「色っぽい悪女」よりも「陽気な快楽主義者」感が前面に出ていて、男女関係なく好きになっちゃう、ドキンちゃんのようなカラッとしたかわいさがありました。斬首エンドという重い運命を背負うキャラだけど、あたまから2番目の妻なのもあり、これくらいカラッと見せた方がお話に入り込みやすいよね。(グッズとして売られていたキャラ別のピンズのフレーズが「SORRY NOT SORRY」で、共感しすぎてついお買い上げしました。)
6人の妻のタイプも背負っているものも辿る運命もそれぞれなので、人によってどのキャラクターに感情移入するかは結構変わってきそう。ただ、お芝居としては6人目の妻キャサリン・ハワードの進歩的な考え方からぐっと潮目が変わるので、なんだかハワードだけ未来から来た人のように見えてしまって。バンドの主役の座として「もっともドラマティックな≒哀れな王妃」を奪い合う構図から、女性同士の連帯へと気持ちが変化していく過程はもう少し丁寧に観たかったかも。5人の前妻たちの来し方を知ってきた彼女だからこそ、たどり着く境地というドラマがあるともっとよかったな(逆にいえば、そこがしっかり一連の流れとして描かれているからこそ、私は『セシルの女王』が好きなのだな~という気付きも)。
もちろん、「6人主役で途中休憩なし80分」という、短尺のテンポのよさと各ナンバーの力強さが売りの作品だというのもわかるので、これは自分の期待違いの面もあります。最初からレビュー色の強い舞台だと割り切れば、オールフィメールのバンドメンバーのかっこよさも相まって、大満足! と思える作品だと思います。
というか、「休憩なし80分」のパッケージってすごくいいよね……! 舞台を観る習慣がない人でも80分なら誘いやすいので、今後も増えていってほしい構成です(「2幕もので80分/休憩20分/60分」とかだと、舞台クラスタでもシンプルに体力とスケジュール調整が大変すぎて……)。
オタク現場をもうひとつ……実はまっすーのソロコン「喜怒哀楽」@東京ガーデンシアターも行ってまいりました……! 増田担もなかなか入れなかった公演だと思うのですが、たまたま友人に譲ってもらえて。アーティストライブっぽい作りを予想していたらガンガン踊る! のが嬉しい意外性でした。
ソロコンってどうしてもちょっと演者も客席も照れた空気になりがちですが、会場総メロメロといった様相でおそるべし、増田貴久のタレント性よ。(あと、もう2マンでテゴマスをやればいいのでは……と思ったのは私だけじゃないはず……)小声
「冷めきったDINKs」はそこから10年関係維持できるのか?
映画パート行きます。これもまたあらゆる友人たちに「はやくみて!!!」と血走った目で言われながらもやっと行けたよ『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。